池永征司(家暖リフォーム/株式会社コンクレタス 代表取締役社長)
コンクリート製品の開発と販売を手がけ、UA値0.19のコンクリート製の超高断熱住宅を開発しました。その経験をもとに、大分で家を壊さない断熱リフォームを始めました。記事は、現場で見てきたことと、国や研究機関の資料をもとに書いています。
朝、布団から出るのがつらい。廊下に出ると、冷気が足元から上がってくる。断熱リフォームをすれば変わるのかもしれない。でも、いくらかかるのか分からない。
結論:金額はプランと家の広さで決まる。一部からでも頼める
- プランの中でいちばん小さいのは、床下の断熱とすき間ふさぎ(気流止め)の床暖プラン(床暖房ではありません)で、60〜110万円程度(税込66〜121万円程度)です
- 床天井断熱プランと窓暖プランは、どちらも100〜160万円程度(税込110〜176万円程度)です
- 床・天井・窓を全部行うフルセットプランは、250〜290万円程度(税込275〜319万円程度)です
- 金額を動かすのは、床や天井の広さ、窓の数と大きさ、床下や天井裏に職人が入れるかです
- 寒い所から一部だけでも頼めます。現地調査と見積りは無料で、金額を見てから断ることもできます
- 使える補助金があるかは、現地調査のときにご相談ください

アンケートでは、迷いのいちばんは費用
家暖リフォームは、九州の戸建ての冬の寒さについて、100人にネットでアンケートをとりました(2026年11月)。断熱リフォームの迷いを自由に書いてもらうと、いちばん多かったのは費用でした。「費用が分からない」「高そう」という答えが57件です。次が「効くか分からない」27件(効き目は「床下断熱の効果は?」に書きました)、「頼む先が分からない」11件でした。
「部分的なリフォームでもそれなりに費用がかかりそうなので」と書いた人もいます。100人の答えで、九州の家の代表ではありません。

図2 断熱リフォームの迷い(家暖リフォームのアンケート、100人、2026年11月)
プランごとの中身と費用
家暖リフォームのプランは4つです。
- 床暖プラン:60〜110万円程度(税込66〜121万円程度)。床下から床板の下に8cmの断熱材を入れ、床と壁の境目のすき間をふさぎます(気流止め)
- 床天井断熱プラン:100〜160万円程度(税込110〜176万円程度)。床暖プランに、天井の上に断熱材を吹き込む工事(標準で23cm)を足します
- 窓暖プラン:100〜160万円程度(税込110〜176万円程度)。今の窓の内側に、もう1枚窓を付けます(内窓)。窓の数や大きさで変わります
- フルセットプラン:250〜290万円程度(税込275〜319万円程度)。床・天井・窓をまとめて行います。窓の数や大きさで変わります
床と天井のプランは、1階の床の広さが40〜70㎡(およそ12〜21坪)の家を目安にした金額です。これより広い家は、金額が上がることがあります。天井断熱だけ、窓の一部だけといった、プランより小さい工事の金額は、見積りでお伝えします。現地調査のときに、ご希望を伝えてください。どのプランも、家を壊さず、住みながら工事できます。

図3 家暖リフォームのプランの費用(プラン・料金案内)
費用を決めるのは、広さと、職人が入れるか
同じプランでも、家によって金額が変わります。
- 床:1階の床の広さと、床下に職人が入れるか。床下に入るふた(点検口)が無い家は、作る費用がかかります
- 天井:天井の広さと、天井裏に職人が入れるか。吹き込む厚さを30cmにするオプションは、費用が変わります
- 窓:窓の数と大きさ。ガラスをペア(2枚)にするかトリプル(3枚)にするかでも変わり、トリプルはペアのおよそ1.5倍です
どれも、現地調査で床下・天井裏・窓を見て、見積りで金額が決まります。天井について、くわしくは「天井断熱の費用は何で決まる?」に書きました。

全部でなくても、寒い所から始められる
アンケートで寒い場所を選んでもらうと、「床・足元」が100人中70人、「窓のそば」が58人でした(いくつでも選べる問い)。
- 足元が冷える:床暖プラン
- 窓のそばが寒い:窓暖プラン
- 冬の2階が寒い、夏の2階が暑い:天井断熱(小屋裏を部屋や収納に使っていない家。天井断熱だけでも請けます)
アンケートには「スポットだけ利用できるのかが分からない」という声もありました。一部だけでも頼めます。どこから直すとよいかは「家を暖かくするリフォームはどこから?」にもまとめています。

よくある質問
一部だけでも頼めますか?
はい。床下の断熱と気流止めなら床暖プラン、窓なら窓暖プランです。天井断熱だけ、窓の一部だけといった工事も、見積りでお伝えします。
工事のあいだ、家にいてもいいですか?
はい。家を壊さず、住みながら工事できます。内窓は1〜2日ほど、床下・天井の工事はほとんどの家で数日です。
相談するとき
現地調査には、必ず専門の職人が伺います。入れる家は床下・天井裏に入り、入れない家は見える範囲で、今の断熱の状況を調べます。床下や天井裏に入るふた(点検口)を、新しく作ることもできます(費用がかかります)。時間は1〜2時間ほどです。
現地調査とお見積りは無料です。金額を見てから、断ることもできます。使える補助金があるかは、現地調査のときにご相談ください。内窓以外の工事は、日程によりますが、現地調査から工事に入るまで1か月以内が目安です。
電話では「現地調査をお願いします」と伝えるだけでかまいません。受付は、基本的に平日です。
電話:0120-1181-46(フリーダイヤル)
お問い合わせ:お問い合わせフォーム
この記事の出典
- 家暖リフォーム「プラン・料金案内」(床暖プラン・床天井断熱プラン・窓暖プラン・フルセットプランの費用。税抜と税込) https://iedan.homes/plan/
- 家暖リフォームのアンケート「冬の家の寒さについて」(2026年11月1日回収。九州の戸建てについての答え100件、ランサーズで募集した有料のアンケート。迷いと寒い場所の数は、答えを読んで数えたもの)

